革靴の手入れ〜ビルケンシュトック、トリッペン〜
こんにちは。
新型コロナウイルスの流行により、とうとう東京都は平日の夜と週末は外出自粛の状態になってしまいました。
私は小売店勤務のため普段は土日出勤、代わりに平日に休みを取っているのですが、とうとう今日・明日はお店がお休みになってしまいました。普段だったら休日が増えることは嬉しいものですが、このような状況だと逆に不安がつのります。
とはいえせっかくゆっくりと家に居られる!というわけで
久しぶりに靴の手入れをしました。
自分なりのお手入れの方法を紹介してきます。
今回お手入れするのは2足。
ビルケンシュトックのモンタナと、トリッペンのHaferl mというシューズです。
どちらもブラウン。カジュアルめな靴ですね。
①お手入れの前にまずは紐を外す
小汚い画像ですみません。Amazonの段ボールを敷いています。
トリッペン(左)は昨年購入したもの、ビルケン(右)は8年ほど前に購入したもの。
明らかにビルケンの方は年季が入っています。
②全体をブラッシング
私が使っているのはコロニルの馬毛ブラシです。
17センチの長さがあり、靴全体をブラッシングするのにちょうどいい大きさ。
価格は1800円ほど。
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革靴の手入れはこのブラシを使っている方が一番多いんじゃないでしょうか。
全体をザザっとブラッシングし、砂などの細かい汚れを落とします。
③クリームを塗る
私は靴ごとにクリームを使い分けています。
まず長年履いていて傷だらけのビルケンには
コロニル「ウォーターストップカラーズ」
という色付きのクリームを使っています。
このクリーム、ブラウンの色がすでについており、カッサカサになって色が薄くなっているビルケンにはぴったり。蓋を開けるとスポンジになっており、そのまま塗れる便利なクリームです。ビルケンの店員さんが勧めてくれました。1500円くらいです。
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塗ったところはこんな感じ。
カサカサだったつま先部分に明らかに色が付きました。
かかとに近い部分はもともとつま先よりは色が薄めの革なので、ちょっとクリームが浮いてしまいます。ムラになりやすいのでこの後綺麗に伸ばしました。
左:クリームを塗った後
右:塗る前
これだけでもだいぶ傷が消えました。色も少し濃くなっています。
一方、トリッペンの方には
コロニル「1909 シュプリームクリーム デラックス」
というクリームを使っています。
非常にポピュラーなクリームで、私は色なしを使っていますが、色付きもあります。
色なしだとどんな革にも使えて便利。財布、カバンなどあらゆる革製品に使っています。
価格は1600円くらい。
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本当はやわらかい布でやるのが良いのですが、私はいつもペーパータオルで代用。
以前はいらないTシャツを適当な大きさに切って靴用のお手入れ用に使っていました。
クリームを少量とり、ペーパータオルの上でよく伸ばします。
いきなり写真の量塗るとムラになるので、よく伸ばしたものを小さく円を描くように塗っていきます。
左:クリームを塗った後
右:塗る前
ほとんど変わりませんが、クリームを塗ったのでツヤが消えています。傷も多少目立たなくなっているような、気はしますね。
クリームが塗り終わりました。このままクリームが乾くまで(30分くらい)おきます。
乾いたかどうかは指でちょっと触って判断します。しっとりしていたら、まだかな、、という感じ。季節や天候などによっておく時間はある程度変わると思います。
④クリームの拭き取り
革の表面が乾いたらクリームを拭き取ります。
私はここでもまたペーパータオルを使用(本当はやわらかい布が良いです)
表面にツヤが出るよう、ある程度しっかりと力を入れます。拭き取るというよりは磨く感じですね。
全体がどんどんツヤツヤになっていくので、私はこの作業が非常に好きです。
ツヤツヤになりました!
左のトリッペンの方は靴自体がまだ新しいのでそんなに変化がわかりませんが、右のビルケンは傷が消えて見違える姿になりました。
写真では分かりづらいかもしれませんが、ビルケンには色付きのクリームを使ったので、やっぱりちょっと「塗った感」が出ます。この仕上がりは好みが分かれるところかも知れません。
色なしクリームのトリッペンの方は自然な仕上がりです。ちょっとだけ傷が目立ちにくくなったかも?というくらい。
⑤最後にもう一度ブラッシング
クリームの拭き取りが終わったら最後にもう一度ブラッシングをします。
主に縫い目などに残った余計なクリームを取り除くためです。②で使ったコロニルの馬毛ブラシで再度ザザっとブラッシングします。
お手入れビフォーアフター
お手入れ前
お手入れ後
私の靴たち、よみがえりました!!(特に右のビルケン)
気持ちいい!!
みなさまも家にいる機械の多いこのタイミングで革靴のお手入れなどしてみてはいかがでしょうか。